飽き性の頭の中
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大学院に進学すべきか。社会人4年目の僕は意義を感じたので院進したくなっている話。

2019-12-29
# 大学院# 社会人

こんにちは、たわです。今回は大学院の話です。

4 年前、学部生時代に大学院に行こうか悩みました。色々考えた結果、そのときは進学しませんでした。

ですが、そろそろ大学院に行ってもよいのかなと思っているので、その考えをまとめておきます。

大学院に行く意義

まず大学院に行く意義を当時も整理していたのでそれをまとめます。

スキルが身に着くから

第一の理由としては、大学院で学べる何かしらのスキルがその後も役に立つと考えるからです。つまりは手段的な価値を感じての進学ということになるでしょう。

それは単に仕事で役に立つからという興味とは無関係な必要性もあるでしょう(MBA をとっておけば会社員としてうまくやっていけそう、みたいな発想)。

対して、興味のあるもののために必須だからということもあるでしょう(大学院に行かなくてもいいけれど、弁護士になるためには実質必要だから行くというような感じ)。

自分の興味を追究したいから

手段的価値に対して、これは目的的価値。大学院で学ぶことそのものに興味があるなど、学問そのものへ価値を感じているパターンです

まったくなにかの役に立たなかったとしても、自分は興味があるのだからそれでよいという話です。ただその興味が中途半端なものであとから辛いからやっぱやりたくない、と思った瞬間にこの後ろ盾がなくなるのである種脆いともいえるでしょう。

僕は大学院に行かなかった

こんな分類をした結果、僕は学部からストレートで大学院に行かない選択をしました。

実学に興味がなかった

つまり、手段的価値を重視した学問に興味がなかったので、前者の考え方に大学院進学はないと思っていました。なので、このパターンは即刻排除しました。

学問追究に興味はあったが曖昧だった

自分の興味のある分野はあり、周辺分野の本を読んでは考えをまとめるという行為は結構好きで、授業とか関係なく暇なときに自分でやっていました。いろんなことが見えてくると楽しく、できれば大学院に行って続けていきたいと思っていました。

ですが、同時に問題もありました。

研究計画がどうも書ききらない

大学院へ出願する際には、だいたい大学院での研究計画を同時に提出するものと思います。しかしそれがなかなかまとまりませんでした。

興味のある分野はあるのですが、それを研究という単位に絞るのがどうもなかなかできませんでした。結局の所、浅く広く知るのが楽しいだけで、研究により深堀りして突き詰めるというところにまでは興味が言っていないんだろうなと思いました

趣味くらいなら自分でも時間を作ればできる

そして、結局趣味の範囲で広く浅く知識を入れるくらいなら、仕事しながら週末にやるとか片手間でも事足りるくらいのことだったのだと判断しました。

  • 仕事でお金を稼ぎながら趣味でやるのと
  • お金を払いながら大学院で学ぶこと

の間にはかなりの機会費用があります。年収 400 万、学費 100 万とすると差額 500 万存在します。なので、大学院で学ぶことに年間 500 万以上の差分をもたらさないと単純に損というか、無駄にしてしまうという感覚がありました

この 500 万分の学びの価値を趣味で週末読書して得られるもの以上に感じる必要があったわけです。かなり分が悪そうに見えました。

お金があればいつでも大学院に戻れるのでとりあえず辞めた

しかも大学院に行くという選択をとれるのが何も大学卒業時点だけではないのです。働いてお金が一定以上あればいつでも大学院に戻ることはできるのです。後からでもできると考えると、とりあえず今は働いてみて、強い気持ちが持てたら大学院に来ようと考えました。

教授職を狙うのであれば最短で学位を取り続けることが必要かもしれませんが、目下その感じもなかったのでこの考えに落ち着いたのです。

学問の必要性をリアルに感じた

大学卒業し、就職してからそろそろ 4 年という月日が経ちます。大学生活そのものと同じ期間が過ぎてしまったと考えると恐ろしくもあります。

ですが、そんな頃、ようやく学問の必要性をリアルに感じる気がしたのです。そろそろ大学院に戻ってもよいかもと表いるし、これが何より 1 回社会に出たからこそ得られている感覚だと思うのです。

学問への興味(≒ 趣味)に実用性を感じた

僕の場合は、結局はなにか新しいことが楽しい、という程度の趣味的学びだったわけです。でも、この趣味的な知識がどこかでは役に立ちそうということがわかったのです。そう思うと、趣味的で目的的であった学びが手段的な要素を帯びてきました。

新たな仕組みづくりに必ず専門性が必要

専門性が昨今あまり重要視されず、大学すら行かなくても生きていける(むしろ行かないで稼ぐ力を身に着けたほうがいい)という言論が巷で散見されるようになりましたが、むしろ逆であるように感じています。

もう社会の仕組みがある程度成熟し、その枠組の中で生きるというフェーズに置いては専門性は確かに要らないと思います。要するにマニュアルがある程度でき上がっているので、もう難しいことを考えずにマニュアルをいい感じに覚えるか、マニュアルの穴を見つけて賢く生きるか、というくらいのものです。

ですが、マニュアルは常に更新される必要があります。そしてマニュアルの更新が大きく必要になるフェーズではどうでしょうか。専門性がないとどうにもならない世界になると思います。

ブロックチェーンが新たな仕組みづくりの始まり

だと思うのです。最近ブロックチェーンのスタートアップで色々見聞きして考えた結果、知識の価値というものをリアルに感じられている気がするのです。

ブロックチェーンは技術的な知見にとどまらず、社会の仕組みそのものに影響を与える技術です。更新されるべき社会のマニュアルが膨大になるはずです。

それを考える際にはコンピューターサイエンスだけでは実際何もできません。政治学や経済学、社会とはそもそも何なのかといった哲学的な議論すら求められる、とても学際的なトピックです。関係のない学問なんてほとんどないのかもしれません。

そして、こういった変化はこれから 10 年、20 年という単位で起きるはずです。このフェーズで求められるのは明らかに専門性。あとはどの専門性によってこの変化に貢献していくかだと思います。

自分は何もわかってないという気持ちになる

広く浅くは知識は持っている方だと思います。でもこの変化に貢献して、社会の仕組みをいいものに向かわせるためには力不足な気がするのです。

ものの見方や切り口は分かるけれど、具体的に何なのか、見解を示すことができない。やはりもう少しこの分野なら誰よりも詳しい、と自負が持てるほどの専門性が求められる気がします。

モチベーションが湧いから大学院へ行きたい

こういった具体的な問題意識や課題意識を持っているとやはり学びに対する姿勢が変わると思います。こうした感覚を得るタイミングは人によって違うと思います。

学生のときからインターンなど社会と接点を持っている学生は在学中からなにか感じることがあるかもしれません。すでにそうした感覚を得て大学に入っている人すらいるかと思います。

僕は学部を卒業して就職してからようやく社会というものとの接点を持ったので実際にはかなり遅い気がしています。でもこうした感覚を得てから大学院に進学するほうが、2 年間という時間を有意義に過ごせると思いますし、人生という時間を効率的に使うという観点からも望ましい感じがしています。

最後に

やはり気分が乗る選択を常にしていったほうが僕はよいと思っています。微妙だと内心思っていることを続けるのはもったいないことだと思っています。必要なことはわかっているけどつらそうで嫌だ、というのはやったほうがよいと思いますが、別にいらないと思っていることを惰性で続けてしまうのは辞めたほうがよいはずです。

なので、大学院進学の意味に懐疑的ならいったん行かないほうがよいと思います。行きたいけどレベルが高すぎて自分には無理そう、というのは頑張るしかないと思います。

僕はようやくこうしたモチベーションが持てたので、適切なタイミングで専門性を培うフェーズに入りたいと思います。今はブロックチェーンのスタートアップにいるので、ブロックチェーンを深く見て行きたいと思います。その中でもう少し具体的に求められる専門性の焦点を絞っていきたいと思っています。

そんな風に、社会に役に立つという意味で大学院に進学していくような人が増えると個人的にはよいと思っています。

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