社会人から大学院に進学するメリットとデメリット
こんにちは、たわです。今回は、大学院進学を考えている方に向けて、学部卒業後すぐに進学するのと、一度社会人経験を積んでから進学するのとでは、どのような違いがあるのかについて話していきたいと思います。
※ この記事はこのYouTubeを文字起こししてAIで編集したものです。
研究面でのメリット
まず、研究面でいうと、社会人経験を経てから大学院に進学する方がよかったと感じています。
学部生の頃は、政治学に興味はあったものの、具体的にどのようなテーマで研究をしたいのかがはっきりしていませんでした。社会や周りの現実感が薄く、政治的な問題や課題を文字として理解はできても、それが自分や周りの人にどのような影響を及ぼすのかというリアリティが欠けていたのです。
しかし、社会人として働き、一人暮らしを経験し、お金を稼いで生活するようになると、社会問題が自分の身近な問題として見えてくるようになりました。リアルに感じられるようになったからこそ、特定のテーマを突き詰めたいという思いが強くなったのです。
社会人経験を通じて、研究テーマをより身近に感じ、イメージを具体化していくことができるという点では、社会人経験をしてから大学院に進学するのもいい選択肢のひとつだと思います。
経済面でのメリット
次に、経済面についても、社会人経験を経てから大学院に進学する方がいいと感じています。
学部卒業後すぐに進学する場合、多くの人は親の支援や奨学金、アルバイトなどで学費をまかなうことになります。経済的な苦労もさることながら、追加のお金を払って大学院生活を送ることへの精神的な負担も大きいと思います。
一方、社会人として働いた後であれば、たとえ年間80万円の学費でも、相対的に安く感じられます。好きなこと、やりたいことのために払う額としては、許容範囲内だと捉えられるのです。
貯金を切り崩しながら大学院生活を送ることができるので、お金に困ることなく、精神的にも落ち着いて修士課程に臨めるというメリットがあります。
デメリット
一方で、社会人経験を経てから大学院に進学するデメリットもあります。
ひとつは、同級生との年齢差です。学部卒業後すぐに進学した人と比べると、4〜5歳年上になってしまいます。同じことをやるにしても、遅れているという感覚を持ってしまうことがあるでしょう。
もうひとつは、入試の情報収集の難しさです。周りに同じような状況の人が少なくなるため、情報を得る手段が限られてきます。この点では、余計に苦労することになるかもしれません。
まとめ
社会人経験を経てから大学院に進学するか、学部卒業後すぐに進学するかは、個人の状況によって異なります。
研究面では、社会人経験を通じて研究テーマをより身近に感じられるようになるというメリットがあります。経済面でも、心理的な負担が少なく、落ち着いて修士課程に臨めるというメリットがあります。
一方で、同級生との年齢差や、入試情報収集の難しさなどのデメリットもあります。
大学院は、学部卒業後すぐに進学するのが当たり前というわけではありません。柔軟に考え、自分に合ったタイミングで進学することが大切だと思います。
この記事が、大学院進学を考えている方の参考になれば幸いです。