大学院での実際の勉強時間と費用について - 社会人学生としての留意点
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こんにちは、たわです。今回は、リスナーの方から寄せられた質問に答える形で、大学院での実際の勉強時間と費用について話していきたいと思います。
質問内容
ラジオネーム「文」さんからいただいた質問です。
始めまして。以前から拝見しております。私は放送大学で勉強中の教員です。できれば大学院で勉強したいと考えています。
学校がある専門分野のため、実習引率や土日出勤もあります。勉強時間が確保できるのか、40代でやっていけるのか心配です。ちなみに子供は大学生、高校生です。
そこで、勉強時間や授業料以外にかかる費用などを教えていただきたいです。よろしくお願いします。
大学院での勉強時間について
まず、大学院での勉強時間ですが、これは専攻や大学によって異なるとは思います。私の場合、特に春学期の1学期目は必修科目が多く、授業の予習に多くの時間を充てていました。
ひとつの授業につき、英語論文なら20〜30ページ、日本語なら40〜50ページ、時には本1冊半冊という分量の読み物が課されることもあります。これを読むのに、1インチあたり1日(8時間)はかかっていたと思います。
さらに、発表担当になったときは、同じ分量の読み物をまとめてレジュメを作るのに、さらに0.5〜1日かかることもありました。
フルタイムの学生であれば、土日も返上して勉強する必要があるでしょう。社会人学生の場合は、仕事との両立が大変だと思われます。ただし、社会人学生向けのコースでは、必要単位数が少なかったり、勉強時間に配慮があったりする可能性もあります。
授業料以外にかかる費用について
次に、授業料以外にかかる費用ですが、大きな項目としては書籍代が挙げられます。授業で直接扱う教科書は、ハードカバーだと1冊3,000〜4,000円することもあり、授業によっては3〜4冊、合計1万円以上かかることもあります。
また、自分の研究や関心に応じて本を買うことも多いでしょう。私の場合、書籍代だけで学期に5万円ほどかかっていたと思います。ただ、手元に資料があることは重要なので、ここは必要だと思ったものは買うようにしていました。
その他、リモート授業が主流になっている今、パソコンやタブレット、ヘッドセットなどの電子機器への投資も必要になるかもしれません。私の場合、作業効率化のためのソフトウェアなどにもお金をかけましたが、トータルで10万円以内には収まっていたと思います。
まとめ
大学院での勉強時間と費用は、専攻や個人の事情によって大きく異なります。社会人学生として通うことを検討されている方は、仕事とのバランスを考えながら、自分に合ったペースを探ることが大切だと思います。
また、費用面では、教科書代や研究書籍代がかさむことを覚悟する必要がありますが、自分の研究に必要だと思ったものには投資するという姿勢も大切だと考えています。
大学院進学は、時間もお金も労力も要する大きな決断です。でも、そこで得られる学びと経験は、きっと今後の人生を豊かにしてくれるはずです。ご質問いただいた「文」さんが、前向きに検討を進められることを願っています。