proof-dictionaryを導入してみた
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修士論文を Markdown で書いて、PDF に変換している。
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そこで、textlintを使って、文章のチェックをしていて、その中でも表記ゆれのチェックのためにはprhを使っていた。
しかし、yaml で書かないといくのが少しめんどくさいのと、特定の熟語の場合だけなど例外の記述ができなさそうであった。
そこで、proof-dictionary を使えば、その問題が解決できる上に、辞書の内容の設定を GUI でできるので便利そうだったので試してみた。
proof-dictionary
実際の使い方は次のブログや公式のインストラクションに従えば直ぐにできる。
利点
改めてまとめてみるとよかった点を書く。
- GUI エディターがあるのですぐに編集できる
- リポジトリを超えて共通の辞書を管理できる
- 例外の記述など prh ではできなさそうなことができる
- テストなどが簡単にかけて意図せぬ辞書になることを防ぎやすい
prh を使っていて、表記ゆれが減るのは嬉しいけど、今それは直してほしくないという場合がとても不便であった。
textlint を特定の箇所だけ disabled にするコメントはかけるものの、結構仰々しくなるのでわざわざそのためにはしたくないので、結局その該当表現を避けるという事態に。
使える言葉に制約がつくのは本末転倒だなと思う上にストレスでもあったので、これが解消できるのはとてもよさそう。
その後
そう書いて、実際に辞書の登録を本格的にはじめてみたら、次の理由でやめてしまった。
- 一単語につき一ファイルなので、まとめて編集するのが難しい
- インポート機能がないので既存の prh を反映させるのがめんどくさい(手元で複数の yml に分割するスクリプトでも書けばいけるだろうが…)
- 特定のファイルにだけ使いたい辞書とかを考えると、結局そこで prh を使う気がする
ということで、やはり最初から prh でやって、適宜外部の辞書を import して使うほうが利便性高いのでは…と朝三暮四した。