修士の活かし方が見えていないならば進学しないほうがよいのか
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こんにちは、たわです。今回は、視聴者の方からいただいたレターに回答していきたいと思う。
質問内容
ラジオネーム「猫丸」さんからのレターである。
2023年11月時点学部3年、経済学を学んでいる者です。修士では生理心理学という分野を再度学び研究してみたいと考えていますが、修士の後就活をする際、その先生理心理学を生かして働くということがイメージできません。修士の先が不明瞭なのであれば学士で就活をし、修士に行かない方がいいのでしょうか?
修士課程に進学することは意味があるのではないか
結論からいうと、修士の先が不明瞭だったり、修士に行ったことをどう生かしていこうかというイメージがなかったとしても、修士課程に進学することは意味があるのではないかと私は考えている。
むしろ、修士の後のイメージは湧いていないけれども、今経済学を学んでいる最中で、生理心理学という少し分野の異なる研究をしてみたいというイメージが明瞭なのであれば、積極的に修士課程に進んでもいいのではないだろうか。
新しい視点を得られる可能性
私自身、修士課程に社会人から戻ったときも、修士号を仕事にどう生かすかというイメージはあまりない形で進学した。しかし、それでも意味はあったと感じている。
修士課程で新しいことを学び、新しい視点を得られたからこそ、次にこういうステップに行ってみようかなという発見もあると思う。そういった点では、行ってから考えるというのもある程度ありなのではないだろうか。
研究テーマがはっきりしていることが重要
ただし、修士課程でどういうことをやりたいのか、何を研究したいのかというイメージが湧いていない場合は、いったん仕事をした方がいいかもしれない。
私自身、修士課程に進学しなかった理由のひとつとして、研究テーマがはっきりしていなかったことがある。具体的にこういう研究をしたいというイメージを持てていない状態で、惰性的に修士課程に進むよりは、いったん別の経験をした上で、研究してみたいテーマがはっきりした段階で修士課程に行く方が建設的で有意義だと考えている。
まとめ
猫丸さんの場合は、むしろ修士課程でやりたいことがはっきりしているようであるので、そこさえ明確であれば前向きに修士課程への進学を検討してもいいのではないだろうか。
修士の後の話が不明瞭だからといって、それが修士課程に進むことを妨げる理由にはならないと私は考えている。
以上、レターへの回答であった。他の皆様からのレターも引き続き募集しているので、質問や話を聞きたいトピックなどがあれば、ぜひお寄せいただきたい。