社会人が大学院受験で直面する3つの困難と対策
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こんにちは。今回は、社会人から大学院受験に挑戦する際に直面する困難について、私自身の経験を交えながらお話ししたいと思います。
社会人が大学院に進学するケースは少なくありませんが、現役の学生とは異なる苦労があるものです。ここでは、特に3つの困難とその対策について考えてみましょう。
研究計画書の書き方に戸惑う
大学院受験では、研究計画書の提出が求められるのが一般的です。しかし、社会人になってからは、アカデミックなライティングから離れている期間が長いため、研究計画書の書き方に戸惑うことが多いのです。
実際、私も最初の出願では、研究計画書の不備で不合格となってしまいました。先行研究の調査だけでなく、リサーチクエスチョンの設定、研究の意義、方法論など、研究計画に必要な要素を論理的に組み立てる必要があるのです。
対策としては、研究計画書の書き方に関する本を読んだり、大学時代のレポートを見直したりして、アカデミックライティングの感覚を呼び戻すことが大切です。書く前の準備が肝心だといえるでしょう。
英語試験のスコア取得に苦労する
多くの大学院受験では、英語試験のスコア提出が必須となります。しかし、社会人になってからは、英語を読む機会はあっても、リスニングやライティングの試験に臨む機会はほとんどないでしょう。
私も、TOEFLのスコアを取得するのに苦労しました。普段から英語に触れていても、試験特有の傾向を理解し、集中して取り組む必要があるのです。
これについては、早めに受験情報を入手し、計画的に対策を進めることが大切です。リスニングやライティングの練習を怠らず、時間を確保して取り組みましょう。
大学院や研究室の情報収集が難しい
現役の学生であれば、大学院や研究室の情報を先輩や教授から直接得られるでしょう。しかし、社会人の場合、このような情報収集のルートを持っていないのが普通です。
加えて、コロナ禍では研究室訪問などの機会も制限され、教授との面談もオンラインになることが多くなりました。研究室の雰囲気や、在学生の様子を知る機会が失われてしまったのです。
私の場合は、学部時代の母校の大学院を受験することで、この困難をクリアしました。ただ、本来であれば、知り合いを頼ったり、オープンキャンパスなどの機会を利用したりして、できる限り情報を集める努力が必要でしょう。
まとめ
社会人から大学院を受験するには、現役学生とは異なる苦労が伴います。研究計画書の書き方、英語試験対策、情報収集の難しさなど、さまざまな困難に直面することになるでしょう。
ただし、これらの困難は、適切な対策を講じることである程度克服できるはずです。アカデミックスキルの復習、計画的な受験対策、積極的な情報収集を心がけることが大切だといえます。
私自身、フリーランスという働き方のおかげで、受験勉強に充てる時間を確保できました。一方で、会社員として働きながらの受験は、さらなる困難が予想されます。早め早めの準備と、勤務先との調整が欠かせないでしょう。
社会人の大学院受験は、ハードルが高いことは事実です。しかし、その困難を乗り越えた先には、新たな知識と経験が待っているはずです。チャレンジする価値は十分にあると、私は信じています。