自宅の作業環境に、CalDigit TS4を導入した。その経緯と使い始めた最初の書簡を軽くメモする。
購入の経緯
Mac miniやMacBook Pro, MacBook Airなどが私用・社用含めてあるので、USB-Cを一本挿せば切り替わるという状況を作っていた。
元々は、Ankerのドッキングステーションを使っていた。
なんやかんや2年くらい使っていた。
スペック的には概ね十分だったのだが、いくつか次のような不満が出てきていたのでどうしようかと思っていた。
差し替えるときに、モニターが認識されない
USB-Cを差し替えるわけだが、なぜかモニターが認識されないことがあった。供給電力不足なのか何なのかわからないけど、たまに起きた。
100W近い電源に変えても症状が変わらなかったので、ドッキングステーションそのものの問題な気がしている。
接続できるものが足りなくなってきた
カメラやマイクなどいろんなものを指してくるとだんだん足りなくなってきた。
ドッキングステーションにさらにハブを挿せば拡張できるものの不格好になってくるし運用もしづらくなってくるのでどうにかしたいという思いが募りつつあった。
縦型は置き場所に少し困る
これは人によるとは思うが、縦型のこの形状はそもそも安定しない。裏に接着するためのシールを別途買って貼り付けて運用したりもしたがなかなか癖があるのは確かだと思う。
普通に横置きで何処かに隠しておいておきたいという気持ちが強くなり、買い替えを検討した。
CalDigit TS4にした理由
端的にいえば、現在市場にあるものの中でもっともハイスペックだと思う1。
ただ自分のユースケースにおいてはかなりオーバースペックでもあったが、Ankerの謎に動作が不安定という現象に鑑みるに、中途半端なものを買ってまた不安定な状態になるのは避けたかった。
なので、安物買いの銭失いになるくらいであれば満足できるものを買おうということで、一念発起して購入した。
次に決め手をいくつか上げていく。
PCに接続するUSB端子が背面にある
他のドッキングステーションはなぜかPCに接続するUSBの端子が全面にあるので、デスク上でかなり目立つ箇所に出てくるという代物である。
どうもそれが微妙だなと思ったので、背面にあるだけでも課金するかという気持ちになった。
Thunderbolt 4が3つある
M2 Proを積んだMac miniを使っている特性上、そもそもThunderboltからは2つのモニターにしか出力できないので、3つは要らないといえばいらないのだが、そのあたりApple SiliconのMacが改善されても、別のマシンを使うようになったとしても引き続き使いうるのはいい点だった。
そうでなくとも、USB-Cであれば他の外部機器を接続するのに何でも使えるのであって損ということはない。
逆にいえば、そんな半端な理由しかなかった。
正直、USB端子が前面にあることを許容できれば、OWCのほうが2万円くらい安いしよかったような気もする。
使い始めた感想
使い始めてまだ1週間ほどであるが、動作は極めて安定している。
Ankerのときの最大の懸念であった、モニターとの接続の不安定さはまったく遭遇していない。これだけでもかなり体験がいい。
さらに、USB-Aが4つあるので、カメラやマイク、キーボードなどを接続しても余裕がある。このあたりで困ることがしばらくなさそうなのでかなり嬉しい。
大は小を兼ねるということで、金銭的に余裕があれば買っておいて損はないと思う。少なくとも仕事をする主要な環境なので、このあたりを快適にするためには積極的に改善していきたい。
- より大型のものがあるだろうが同様の規模感のものでは最高スペックのように思える。↩