スタートアップの街・福岡が盛り上がってきている理由〜Fukuoka Growth Next,スタートアップカフェ、エンジニアフレンドリーシティ【福岡市】
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こんにちは、たわです。
突然ですが、福岡市はスタートアップに力を入れている街なんです! !
どのようなところに力を入れていて、今何がスタートアップにとってよいところなのか、さまざまな施策や施設を紹介していきます。
僕のこの空気に当てられてこの界隈に少しずつ首を突っ込んでいこうと思っているので、調べたことをまとめてみます。
スタートアップの数字
まず福岡市がどれくらいスタートアップが盛り上がっているのかを説明していきます。
起業希望者の割合が政令指定都市でトップ
福岡市は、就業している人の中で企業を考えている人の割合が政令指定都市で一番多い都市となっています。
事業を始めることに興味があったり、始めようと思っている人が多いところからも盛り上がりが伺いしれます。
開業率もトップ
また、希望者だけではなく、実際の法人開業率もトップです。
有言実行といいますか、希望しているだけでなく実際に法人を立てている人の割合も高いのがよいところです。
闇雲に起業すればいいというものではないと思いますが、無駄にハードルが高くなくチャレンジしてもよいという空気感につながっていると思います。
こんな感じで、いわれているだけでなく実際に数字でもスタートアップが盛り上がっていることが分かっていただけたと思います。
スタートアップに向けた施策
さて、次は福岡市の取り組みについて整理していきます。
やはり土地柄とか人の雰囲気が起業に向いているとかでなく、起業を支える施策が行われているからこそ盛り上がってきているのです。
国家戦略特区「グローバル創業・雇用創出特区」
福岡市は国家戦略特区に選出されています。その中でも創業や雇用に関する「グローバル創業・雇用創出特区」というものです。
この特区に選出されたことにより、従来は国からのトップダウンでしか決められなかった制度変更にも市が主体的に変更していくことができるようになりました。
それにより福岡市ではスタートアップ(創業)に力を入れられた施策が打ちやすくなっています。
スタートアップ法人減税(市税)
特区になったことにより行われている施策の 1 つが「スタートアップ法人減税」です。
これは要件を満たすと法人市民税が、最大5年間全額免除されるというものです。
この税制のおかげで、新たに法人を作るメリットにもなりますし、創業に踏み切る 1 つの要因にもなります。
スタートアップ法人減税(国税)
さらに市税だけでなく国税でも減税がなされています。
福岡市が提案して、福岡市以外の国家戦略特区においても適応されるようになったようです。
これによりさらに福岡市に置いては法人税が削減されることになっています。
こういった施策が福岡市提案で行われているところに福岡市の勢いを感じます。
スタートアップビザ
さらに、外国籍の起業家向けにビザを取得しやすくする制度もあります。
こうした制度があることで日本籍の人のみならず、外国籍の人も福岡市に来て起業をするメリットになります。
さきほどのも言った減税も合わせれば、日本で法人を作ってビジネスをするモチベーションにもなるのかもしれません。
こういった制度によるバックアップでスタートアップが盛り上がりやすい仕組みが作られています。
エンジニアフレンドリーシティ
スタートアップとは直接は関係ないかもしれませんが、このご時世 IT は新しいビジネスとは切っても切れない関係にあると思います。
ということもあって、福岡市では「エンジニアフレンドリーシティ」というものも打ち出しています。
まだまだ始まったばかりですが、エンジニアが仕事・生活しやすいような環境がこれからどんどん整っていくと思います(後述)。
さまざまな助成金・補助金
その他にもビジネスコンテストの優秀者への補助金など、さまざまな制度があります。タイミングによってさまざまだと思うので興味のある方はチェックしてみてください。
グローバルスタートアップ育成事業『Global Challenge! STARTUP TEAM FUKUOKA』
その他にも育成にも力を入れているようです。起業かと知り合えたりピッチをする機会を作って起業を現実のものに近づけていくプログラムも用意されています。
スタートアップに向けた施設
さて、ここまで施策に着目してきましたが、今度は福岡市内の施設を紹介します。
Fukuoka Growth Next
Fukuoka Growth Next(以下、FGN)はスタートアップを支援する官民共同の施設です。
福岡市におけるスタートアップ界隈の拠点ともいえる場所になっています!
この施設にもスタートアップを盛り上げるさまざまな機能があります。
福岡市スタートアップカフェ
まずはスタートアップカフェです。
ここは、フラっと立ち寄って無料で使える作業スペースとして使ってもいいですし、創業の相談をすることもできる場所になります。
またさまざまなジャンルの本も置いてあるので手にとって読むこともできます。
こういった場所があることで、起業という言葉にも抵抗感がなくなるというかすごく身近なものに思えてきます。
シェアオフィス
こちらには実際に起業した人たちが入居するシェアオフィス機能あります。
占有スペースもありますが、コワーキングスペースとしての機能もあり、フリーランスとして働いているエンジニアの方が利用していたりもするようです。
開業ワンストップセンター
これは法人開設の手続きを簡単にしてくれる場所です。オンラインで作業を手続きをまとめられるようになり 4 万円かかる印紙税も不要になるとのこと。
便利な上に安く手続きができてしまうとても便利な制度なようです。
awabar
FGN の中には awabar というバーも併設されています。
スタートアップをやっている人やエンジニアの人たちのコミュニケーションの場になっています。
こうしたところから交流が生まれ、新たなアイデアやビジネスが生まれていく機会にもなります。
定期的にイベントが行われたりもしますし、誰でも入れる場所なので興味のある方は一度訪れてみると雰囲気が分かると思います!
エンジニアカフェ
エンジニアカフェという場所も最近新たにできました。
福岡市赤煉瓦文化館という場所を利用して、イベントスペース兼作業スペースとなっています。
エンジニア・スタートアップ関連のイベントが開催される日もあり、また普段は Wi-Fi・電源完備の無料作業スペースになっています。
FGN に引き続き、新たな交流場所になりつつあります。福岡市外から旅行などで来た人が立ち寄って福岡のエンジニアたちと交流する機会にもなるとおもしろいなと思っています。
まとめ
福岡市ではスタートアップが盛り上がっているのはイメージだけではなく、こうした多くの理由があって本当に盛り上がってきていると思っています。
起業を考えている方や、おもしろいことを探している方は、福岡市に一度遊びに来て雰囲気を覗きに来てもらえたら嬉しいです。