東京出身の僕が転職して福岡に移住した3つの理由|満員電車がつらい、食べ物が美味しいなど
僕は今から 1 年前、2017 年 10 月に福岡に移住することを決めた。
移住を決めるまでは東京と埼玉が生活圏で基本的に過ごしていて、福岡はおろか九州には足を踏み入れたことすらなかった。
それでも新卒で入社した会社を辞め、移住をしてまでも福岡に来ることにした理由を備忘録的に書いておこうと思う。
福岡への移住
実家は現在埼玉県にある。移住直前僕は新宿区に 1 人暮らしをしながら秋葉原に出社していた。
関東ではそう珍しくないよくあるサラリーマンをやっていた。
そんな僕がある日、ふと思い立ったように転職を考え、そして福岡へ移住するにまで至ったのである。
その理由を振返ってまとめてみた。
理由 1: 東京での生活の理不尽さ
学生時代、留学していた期間を除いては基本的に東京周辺で生活を送ってきた。
そんな人生だったからこそ、東京を出てみたかったというのが一番大きな理由になった。
新卒では東京にある会社に入社したが、満員電車に揺られ着慣れないスーツを着込んで毎日同じ場所に出社することが社会人たるものに課された当然の試練なのだとは受け入れられなかった。
お昼時には日本の人口の 20%ほどがあの狭きエリアに集積しなければ生活できない必然性があるとは到底思えなかった。
仕事内容以前にこうした生活内での苦行に対して、ただただ納得感がなかったのである。
よく自分の状況を変えるには、
- 時間配分
- 住む場所
- 付き合う人
を変えるしかない、という話は昔からよく聞いていた。
これを実践すれば何かが好転する気がしたというのが正直なところ(安直)。
社会通念上恵まれたとされる状況で労働し安定した給料がもらえるとしても自分の人生という観点から見ると、何かを飲み込み続け納得感のない日々をこのまま続けていくことがあまり得策ではないように思えた。
そんなときに移住という選択肢が、今後の人生に置いて一番単純かつ魅力的なものに感じたのである。
理由 2: 福岡市の住みやすさ
東京の外に移住するとしてもそれは一体どこなんだという問題が残っている。そのときふと思い立ったのが福岡の住みやすいというイメージであったし、結局の所それが決め手にもなった(引越してきて実際にもそうだったと思っている)。
最初は、大学時代の友達やいたるところから聞く風のうわさで「福岡は住みやすい街だ」という認識があった程度である。
調べてみれば、
- 食べ物が美味しく
- 必要なものがなんでも揃い
- 賃貸も安く
- 街が小さく移動も楽
という街であることがわかった。
さらには福岡出身で東京に住んでいる友達に聞いても、仕事があれば帰りたいと思っていると全力で後押ししてくれる人ばかりだった。これは福岡がいいところに違いないという謎の確信を得ていた。
東京で感じていた違和感や生活上の諸問題がきれいに解決される街が福岡市であるように見えたのである。
理由 3: 福岡市の IT 業界の盛り上がり
土地柄良さそうでも、やはり移住するには仕事がなければ難しい。
そんな問題も福岡なら解決してくれそうな状況だったのである。
それは、東京に本社のある勢いのある IT 系ベンチャー企業が福岡に続々とオフィスを出してきていることであった。
名だたるベンチャー企業各社が福岡に進出してきていたし、福岡市がスタートアップ企業を支援していることもあり、ベンチャー企業・IT 企業にとってかなり魅力的な状況が徐々にできつつあったのである。
そしてこの勢いは僕が移住したあとも変わらずで、むしろより活気づいているような感じがある。
東京の給与水準で面白い人と関わりながら仕事をできそうな期待感が福岡にはあったので選択肢に据えた。
その上で転職活動をして、たまたま東京本社の IT 企業の福岡オフィスに受け入れてもらえたので晴れて移住生活が確定させられたのであった。
まとめ
改めて考えてみると、移住を決断したのには勢いが大きかったように思っている。
いくら調べていくら考えても経験したこともない選択肢を不安なく選び取ることは不可能であろう。
直面している問題や課題を解決できるのであれば思い切って移住をしてみるというのも人生におけるよい選択肢だと思っている。
1 年経った今、移住してきたことはまったく後悔していない。1 年前の僕が「移住」という選択肢に思い当たり行動したことにありがたさすら感じている。
少しでも興味があって不安や恐怖だけが足枷なのであれば、ぜひとも福岡移住してみてはいかがだろうか。
note にもうちょっとゆるく福岡生活について書いているので良ければこちらも。