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未経験からWebエンジニアへの転職を成功させるために最低限やっておきたい3つのこと

2018-10-15
# Webエンジニア# 転職

VR やら AI といったバズ Word が巷を賑わし、そんな言葉を聞かない日がない。さらに過酷な労働環境が問題視されるようになった反動からか、リモートワークやフリーランスといった働き方の多様性にも関心が向いている。

そんな昨今、エンジニアという職種に注目が集まっているといわれている。

かくいう僕も非エンジニアから Web エンジニアへと転職をした人間なのでその一連のトレンドに乗っかったうちの 1 人のはずであるし、そうした経緯を知って僕に相談を持ちかけてくる友人・後輩各位もそれなりにいたことを考えると実際にそうなんだろうなと思っている。

そうした流れも相まってエンジニアへの転職をサポートする業者も数多存在し情報が錯綜している中、実際に転職をしてみた僕が転職成功の秘訣というほどでもないが知見を書き記しておこうと思う。

エンジニアに転職するのは簡単ではないがシンプルではある

こういう質問を時たま受ける。

  • エンジニアになるにはまずどうしたらいいですか
  • エンジニアになるにはスクールに行ったほうがいいですか

結論からいうとどちらでもよいと思う。人それぞれ勉強の仕方のタイプによる気はしている。

要するに、スクールに行けば転職できるわけでもないし、行かなかったからと言ってできないという代物でもない。

「エンジニアになる」という言葉の意味を、エンジニアという職種でどこかの企業に雇ってもらうことだと仮定する。

とすれば、自分にエンジニアになるという意志技量がありそれを必要とする企業があればいい。こう考えればだいぶシンプルとなる。

総合職の場合、何が評価されるポイントなのか分かりづらくまた正当に評価されているのかも怪しさが残るので、小手先のイメージ改善を行うことにそれなりのメリットがあるように思うがしかし、エンジニアという専門職は相対的にスキルが可視化しやすく、ソースコードを見てこれまでの経験を聞けばある程度その人の技量を推し量ることができる。

つまりは、

できればちゃんと良く評価されるしできなければちゃんと悪く評価される。

なので、

  • 今の時代エンジニアに求められていること
  • 自分ができること・やりたいこと

の共通部分をひたすらに追求すれば間違いはないという非常にシンプルな構図なのである。

転職を成功させるために必要なこと

そんなシンプルな構図の転職を実現させるためにやっておかなければならない、と僕が思うことを 3 つ挙げてみる。

なぜエンジニアになりたいのかを考える

やはり転職というのは人生において大きな決断の 1 つである。

イメージで転職したいというだけでは自分にとって後悔の残る決断になってしまうやもしれないのでそのあたりはしっかり考えておきたい。

しかしそれだけではなく、採用する側としても転職という一大イベントに対する理由がふわっとしていると「本当に大丈夫なのかな」という印象を与えてしまいかねないので、転職活動をするという意味においても重要であると思う。

入社後にイメージと違ったとモチベーションを無くされたり仕事をまた辞められると採用側としては不幸であるし、転職をしたい人にとっても望ましい結果ではもちろんないはずである。

なので、エンジニアや Web 業界というものに正しい理解を持ち、そこに入りたいという説得的な説明ができるほどに自分の思考が整理することがまず転職を志す際にはしっかりしておきたい。

(もっとも、エンジニアへの転職に限ったことではなくもう少し一般的に必要なことのような気もするが)

能動的に勉強する

能動的に勉強することの価値は 2 つあると思っている。

実務経験を補える

エンジニアは実務経験がなくとも開発経験があれば評価される。

なので、実際に学生でも個人やチームで開発して何かを作った経験があれば十分評価されている。

そして、企業での経験であるか個人での経験であるか自体に大した差はない。何を経験したかという違いがあるだけである。

商社や銀行といった業界では企業に所属していなければ経験することが事実上不可能なので、企業において実務経験があることが重要な意味をもつ。

しかし、エンジニアにおいては個人での経験でも十分代替可能なので未経験に甘んじてこんなもんだろうと上限を見定めてしまうのはもったいない。

しかも経験年数が多い人のいうことが説得力があるかというと必ずしもそうでもない。

技術的に常に新しいものが生まれ、それを使ったことがあるということに価値がありそれに置いては年長者に対しても有益な知見となるのだ。

知識を吸収し続ける姿勢を見せられる

エンジニアは常に新しい技術を吸収し、物事をより良く効率化していこうという姿勢が重要になってくる。

エンジニアリングに答えはない。技術とは課題を解決する手段の集まりでしかない。それらをどう組み合わせてどう解決するかは、定石は多少あれどエンジニアによって異なるのである。

なので、定常業務のワークフローを覚えれば脳筋でも仕事ができるというものではない。覚えきるなんてことはない。常に考え模索していく姿勢が性質上必要な仕事なのである。

だからこそ、勉強をするという意欲が評価されるポイントとなる。

逆にいえば転職してからもさまざまな新しいことに触れて使えるようにしていくことが求められているにもかかわらず、未経験からエンジニアになろうとしている人が転職前からその姿勢がなければ先が思いやられるという感じを与えてしまう。

自分がそんな環境にこれから転職していくということを理解し、そこに自分が合っているのかを検討する意味も含めて、貪欲に勉強し、いろんなことを試してみるべきである。

実際にものを作り形にしてみる

しかし、本を読んだりコードを写経しているだけでは不十分である。

実際に手を動かし、何かを作ってみるという経験が何よりも大事である。

技術動向を把握していて〇〇に興味があるという話をするがまだ試したことはないという人は一体いつになったら実際に手を動かすのだろう、と面接のときに感じることはよくあるし、それは他のエンジニアも感じるところであろう。

何かきっかけがなければ(たとえば仕事で使うまで)やらないような知識はあってないようなものであろう。未経験にしてはよく知っているね、という話にはなれどそんなに評価はされないであろう。

しかし、コードが汚かろうと機能が全然未熟であろうと実際に試行錯誤をし形にしたという経験がもっとも評価されるのである。

しかもさきほども言及したように、何らかの成果物があれば自分の技術をきちんと他者に伝えることができる。言葉で技術力を語られるよりも実際のソースコードがあるほうが説得力がある。

自分の工夫したことが語れるように試行錯誤し、その成果を残しておくということが転職成功への近道であると思っている。

ちなみにこの行程を好きで楽しいと思えず、ただただ義務的にこなす毎日になるのであればエンジニアという仕事に向いていない可能性を検討したほうがよい。

「なぜエンジニアになりたいのかを考える」からやり直したほうがよいであろう。振り出しに戻る。

未経験でも大歓迎! がなぜ存在するのか

そんな小難しいことを考えなくても転職自体はできるのが実際でもあると思う。

そうであるからこそ、未経験でもエンジニアに! という触れ込みが成立しているのである。

しかし、そんな都合のよい状況が本当にあるのだろうか。なぜそれでも企業が採用したがるのかを考えてみてほしい。

それでも採用してくれる企業は次のような場合であると思っている。

Web 業界と SI 業界という言葉を以下で使うが、同じ IT 業界やエンジニアと言っても Web か SI によって大きく違うので知らない人は把握するのはマストであろう

これを知らずに「エンジニア」というくくりで転職先を探していると爆死必至である

とりあえず人月がほしい

どんなにスキル的に未熟であってもまがりなりに手を動かしてくれる人材がほしいという会社。

どのようなものかというと、Web 業界というよりは SI 業界の SES と呼ばれる代物が多いと思っている。

ビジネスモデルとしては、社員をどこかの会社に派遣して、何時間その人が稼働したかによって収益を得るものである。

この場合、その人が何をしたかではなく何時間働いたかとなるので人を雇い客先に送りつければその分だけ会社が儲かる。

個人の成長や技術的レベルの高さは二の次になるので、この業界に入りエンジニアという肩書だけ得たところでお先はだいぶ暗い。

しかし現状としては、これでエンジニアに転職成功! という状況が往々にしてあるのである。

技術は大していらない

これも Web 業界というより SI 業界でのエンジニアの話。

俗にいうシステムエンジニアというのは、実はコードを書く人ではない。どのようなものを作るかお客さんと取り決め、設計したものをプログラマと呼ばれる別の職種の人に依頼するかたちが一般的。

この場合は、Excel にて人々の稼働を管理したり人々との合意形成をすることがメインの仕事だったりする。

IT 系でエンジニアリングのことを知識として知っているに越したことはないが実務上あまり使わない仕事でありそもそも技術力の高さを求めていないので採用してくれるケースがよくある。

名前としては「エンジニア」ではあるがコードを書くとは言っていないし、調べてみれば分かるがエンジニアを志す人達が描くエンジニア像とはだいぶかけ離れたものであろう。

これで結局会社を辞めてしまったという友人の話も聞いたことがある。

企業体力がある

技術力のあるエンジニアを雇うことは人材不足により困難になっているのが現状である。

その状況を鑑みて、すでに優秀な人を連れてくるより若くてやる気のある人を雇って育てたほうがいいという発想に至るのはごく自然なことである。

しかしそんなことができるのは一部の優良企業だけであろう。誰もが知る有名企業くらいにしか為しえない業と思ってもいいかもしれない。

こんな機会に滑り込めればエンジニアのキャリアの第一ステップとしては願ったり叶ったりではあるが、中々に稀であることは心に留めておくべきであろう。

即戦力としてではなくともちゃんとエンジニアとしての第一ステップを踏めるのはこのパターンしかないかもしれない。

まとめ

未経験でもエンジニアになるというのは即戦力でなくても雇ってくれる場所を探すことと同義ではない。

未経験でも大歓迎という姿勢で雇われた場合、あまりエンジニアのファーストキャリアとしては望ましくないところに捕まったという可能性が高いように思う。

即戦力とまではいわなくてもそれに近いところまで自分の努力を持っていき、正しいモチベーションで会社に雇おうと思わせられるほうが健全で望ましい結果だと考えている。

しかも、Web 業界は納得感のあるモチベーションと技術があれば正当に評価されることが多い。いうなれば努力が報われやすい世界なのである。

となれば、あとは無駄なことに囚われず如何にして本質的なことに時間を使っているかが成否を分ける。

とりあえず「エンジニア」という肩書で転職できればそれで本当に幸せになれるとは限らないのである。

本当に幸せになれるかを考えず転職を斡旋したり、謳い文句を垂れ流す人が絶えないのは、そういうビジネスモデルだからである。誰もが善意だけで動いているわけではない。

イメージやさまざまな目論見によって恣意的に喧伝された無秩序な状況だからこそ、適切な方向に適切なステ振りをしさえすれば案外たやすく転職できるかもしれない。

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