先週Googleが新しい写真管理アプリであるGallery Goを発表しました。
アフリカ地域向け年次イベント「Google for Nigeria」で発表されたらしいです。Googleフォトがネットワークありきの体験設計なので、インターネット環境があまり良くないところでもGoogleフォトのような体験を提供しようと、ローカルの写真を扱う + アプリも軽量なものを作ったのではと思いました。
でもこれは日本でGoogleフォトを特にインターネットによる不便を感じず使えている人には要らないだろうと、上記記事にも書いてありましたが、僕はPixelユーザーこそ使った方が良いと思ったのでそのポイントを書きます。
Gallery Goとは
簡単に何者か整理すると、ローカルの写真を管理・閲覧できる軽量アプリです。
Googleフォトがフル機能なアプリとすると、そこからローカルで活用できる部分を切り出したアプリだということです。アプリサイズが10MB(およそ写真2枚分)とかなり軽いのが特徴的で、Gallery GoでできることはすべてGoogleフォトできてしまいます。
でもGallery Goを入れると嬉しい理由
すべてGoogleフォトで補えるのだけれどそれでも嬉しい理由が僕にはありました。
ローカルファイルが見やすい
Pixelは良くも悪くもGoogleフォトがデフォルトの写真管理アプリです。なので標準のローカル写真だけを見るアプリが実はありません。それがちょっと不便な瞬間もあるのです。
Googleフォトだとローカル、クラウド上(オンライン)という概念が曖昧です。トップの写真一覧には、ローカルだけの写真もクラウド上にしかない写真も同じリストの中に表示されます。
ローカルだけの写真を見ようとすると、わざわざ「デバイスのフォルダ」を開く必要があります。
ですが、Gallery Goであれば開いたときからローカルの写真しかないので、この点とても楽です。
ローカルの写真を消すときに誤ってクラウド上からも消さなくなる
これが個人的に一番のポイントでした!
Googleフォトを使っていると基本クラウド上に保存しているので、定期的にローカルの写真は消してスマホの容量を確保するという運用でやっています。
Googleフォトは賢いのでローカルの写真が溜まってくると、消しませんか?的なサジェストをしてくれることがあります。
ですが、写真を編集したりしてるとなのかわかりませんが、完全に消しきれず残ってしまうことが多々あります。
なので、結局ローカルのフォルダに行って残ってしまったものを消す必要がありました(なのでわざわざローカルフォルダを開いていたのです)。
ですが、写真をローカルだけから消すという作業が意外と紛らわしくて間違えやすくなっています。
下の画像のようにローカルのフォルダを開いて消そうとすると、自然と右上のゴミ箱を推してしまいそうになります。
ですが、ここを押すと、ローカルだけではなくクラウド上からも消えてしまうことになります...!60日間は消した写真もGoogle上に残っているので、それまでに気づけば戻せるのですがその間気づかなければ写真がいつの間にか無に帰してしまう可能性があります...。
実際に何度か消してしまっていて、なんか写真足りないなぁと数週間後に気づくということがあったのでちょっと怖いなと思っていました。
ローカルからだけ写真をGoogleフォト上で消すには、右上の三点リーダーを押して、「デバイスから削除」を選ぶ必要があります(めんどくさい)。
運用フロー
なので、Gallery Goが出てからは僕はGoogleフォトからはスマホのローカルの写真は消さないことにしました。
Gallery GoからはGoogleフォトでちゃんとクラウド上に保存されているか(バックアップされているか)わからないので、保存される前にローカルから削除してしまう危険性は一応ありますが、撮ったばかりの写真を削除してしまわない限りは大丈夫かなと今のところ思っているのでこの運用にしています。
まとめ
Gallery Goは日本のユーザー向けではないのですが、Pixielユーザーにとってはもしかしたら活用のし甲斐のあるアプリかもしれないと思って書かせていただきました。