飽き性の頭の中

修士課程に進む20代後半の雑記ブログ

論文を読むフローを整理した|Zotero + ZotFile + Dropbox

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こんにちは、たわです。今回は論文を読むためのフローを整理した話です。

4月から大学院生になるということで、受験段階で論文は読んでいたのですが、本腰入れるためにちゃんと流れを確立しておきたいと思い、試行錯誤しておりました。

調べてもデファクトスタンダード的なものはなく、結構人によって千差万別という感じで、色々試してみて落ち着いたやり方を紹介します。

論文管理・閲覧方法の概要

結論から書くと、Zotero + ZotFile + Dropbox(+ Adobe Acrobat Reader)という組み合わせでやることにしました。

論文を読むフローには大きく分けて以下3点あると思うので、

  • 文献管理
  • ファイル管理(PDFなど)
  • ファイル閲覧(メモやマーカー引くのも含めて)

それぞれについて書いていきます。

文献管理

文献管理は、論文や書籍などの情報を管理しておくものです。

論文を読むにしてもこの機能は必須の部分だと思いました。

サービスとしては、

  • Mendeley
  • EndNote
  • Paperpile

などがあると思いますが、前述の通り、Zoteroを使うことにしました。

Zoteroを使うことにした理由をいくつか挙げていきます。

情報の自動入力が優秀

いくつかサービスを使ってみましたが、情報の自動入力が優秀だと思いました。

ZoteroだとChromeのエクステンションを入れれば、ボタン一つで開いているページを登録してくれます。

CiNiiとか論文のページでボタンを押すといい感じに、論文情報を拾って著者やタイトルを登録してくれますし、無料のPDFがあればそのまま同時に保存されます。

また、いいなと思ったのが、Amazonの書籍情報画面でボタンを押せば書籍も登録できることです。

自動入力機能はPaperpileでもできるのですが、精度としてはZoteroのほうが高い印象でした(Amazonで書籍を登録すると、Zoteroは著者と翻訳者を分けて登録してくれるのに、Paperpileは翻訳者も著者として登録してしまう、など)。

無料で使える

これが決め手かなという感じもあります。

Paperpileも悪くはなかったのですが、有料なので悩みどころでした。

使って運用してみないとわからないところもあるので、無料のZoteroで始めてみてダメそうなら他のものを考えようということにしました。

ZotFileが便利

ZotFileはZoteroのプラグインでPDFなどファイルの管理をいい感じにしてくれるものです。

これを使うとPDFの命名やフォルダ構成も一発で修正・変更することができます。

Dropboxとの連携にもつながるのですが、このファイルをいい感じに管理してくれる感覚が最高すぎて辞められません。

あとから命名規則を変えたくなって変更しても、問題なくDropboxに反映されるので、常にファイルが統率されている感じになります。

詳細はこちらを参考にしました。

ファイル管理

続いてファイル管理ですが、こちらは文献情報ではなく論文等のPDF等をどのように管理するのかという話です。

MendelyやPaperpile、Zoteroは自前のストレージを持っていて、デフォルトでは文献情報だけではなくファイル管理も担ってくれるはずです。

ですが、敢えてDropboxやGoogle Driveなど別のファイル管理のサービスを使いたい人も多いのではないでしょうか。

僕も、PDFを読む時にどこからでもアクセスしやすい形にしたかったので、Dropbox上でPDFは管理できるようにしました。

ZotFileとDropboxで連携

文献管理とファイル管理の連携には大きく2つあるように思いました。

  • ①文献管理システムが直接ファイル管理システムにアクセスしている
  • ②文献管理システムがPCのフォルダ上でファイルを管理し、そのフォルダがたまたまファイル管理システムでも管理されている

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サービス名は例えばです

どういうことかと言うと、①は例えばPaperpileであればGoogle Driveのサーバーに直接アクセスしてファイルを読み書きしてくれるイメージです。

対して、②はZoteroがローカルのPC上でファイルを整理していて、そのファイルが入っているフォルダがたまたまDropboxで同期されているという感じです。

なので、②の場合は厳密には連携しておらず、ただZoteroが管理しているファイルをDropboxにも保存しているだけになります。

そして僕は②のやり方をZoteroとDropboxを使ってやりました。

画像では例示としてPaperpileとGoogle Drive、ZoteroとDropboxと書きましたが、あくまで例示で、①と②の連携の仕方があるっぽいというところだけ見てもらえればと思います。

Google Driveでは②ができない

僕はGoogleのサービスを基本的によく使うので、Google Driveが使いたかったのですが、残念ながら②ができません。

なぜなら個人向けにPC上のフォルダとオンラインのGoogle Driveを同期する機能の提供が終了してしまったからです。

エンタープライズ向けのGoogle Workspace(旧称G Suite)に入っていれば使えるのですが、お高いし個人で使うのも違うので、Dropboxでやりました。

ローカルのPC上のフォルダを同期できるサービスであればDropboxでなくてもなんでもいいと思います。

ファイル閲覧

僕はiPadを使ってPDFを読むようにしています。

ファイル管理で既にDropbox上にファイルが同期されているので、Dropboxが開けるアプリであれば何でも使える状態になります。

文献管理システムに依存せず、好きなPDFリーダーが使えるのは今後閲覧部分だけアプリを変えるとかも問題なくできるので良い運用だなと思っています。

ただ元々はこのHighlightsというアプリを使いたかったのですが、Dropboxとの相性が悪いのか、すぐコンフリクトして何個もファイルができあがってしまうという現象が起きました。

GoodNoteもPDF書き込みに便利なのですが、GoodNote管理のフォルダにファイルをコピーしてしまうので、編集後のファイルがDropbox管理外になってしまいます。

なので、無難にPDFが読めて変更内容がそのままDropbox上に反映できるAdobe Acrobat Readerをとりあえず使っています。

このあたりはあまり深追いしていないので、他にも良いアプリがたくさんありそうな気はしています。

最後に

こんな感じで、ざっと論文を読むフローを整理してみました。

ZoteroはUIが少し古臭い感じがするので違和感がなくもないですが、便利な上に無料なのでいいかなと思っています(その点Paperpileはモダン感があってよい)。

また長く運用してみて感じることがあれば更新します。別の方法があればぜひ教えてほしいです。