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引越し業者の感想を書く——アップル引越センターを利用してみた

2022-10-29に公開

# 引越し

2022 10 29 18 02 06

今回は数ヶ月前に引越した時に利用した引越し業者に関する体験談をまとめておく。

以前の歯医者と同様に、引越し業者もそんなにいろんな会社を使うわけではないので品質がわかりにくい業態の 1 つだと思われる。そこで、今回は引越し業者の感想を書くことにした。

背景

あらかじめ断りをいくつか入れておく。まずはこの感想は引越し会社全体を必ずしも指さないということである。もしかしたらそのときたまたま担当してくれた人によるところが大きいかもしれない。エリアによって対応の仕方が違うかもしれない。そういった点に留意してみていただければと思う。

そして今回の利用は、東京都内の引越しである。しかも距離としてはかなり近所での引越しなのでほとんどが荷物の出し入れの話になる。

今回利用した引越し業者:アップル引越センター

ということで早速今回利用した業者の話をする。

今回はアップル引越センターという引越し業者を利用した。

この業者に依頼した理由は以下 2 つである。

  • 価格帯が高くない
  • 見積もりに来てもらう必要がなくネット上で手続きが完了する

特に後者である。いろいろ調べたところ、ネット上で完了するなど手続きを簡略化して効率化しているからこそ、価格が安くなっているのだろうか、などと考えていた。

引越し業者の界隈のアナログさに辟易する人は多いと思う。相場を知りたくてググって引越し情報を見積もりサイトに入れようものなら、結局相場はわからない上に、見積もりサイトが送りつけた先の引越し業者から無限に電話が来る始末——しかも見積もりサイトで必要情報入れたはずなのに電話でゼロから情報聴取される意味が依然としてわかっていない。

そんなさなかにネットで完結するというのは、とても魅力的に映った。想定されるダンボールの数や運んでほしい家具の大きさや数をフォームに沿って入力していくと、日時と料金が確定する。実際に何を運ぶのか見ていないのに料金まで確定させられるのはすごいと思った。多少前後はすれど平均してこれくらいだろうというところで損をしないような仕組みになっているのだろうか。多少荒かったとしても見積もりに人を派遣するよりは安くつくとかありそうだしその辺は合理的なようにも感じた。いずれにせよ、物は試しということでアップル引越センターにしてみたのである。

アップル引越センターを利用した感想

結論からいえば、リピートして利用することはないかな、という印象であった。その理由をいくつか上げていく。

現場のスタッフが雑

正直コレがすべてという感じがしている。見積もり訪問をしていない特性上、曖昧になっているところは当日確認しすり合わせるという作業が必要であるし、その行程を想定して当日臨んでいた。壊れやすいものなど、これは運べるかなど実際に確認したい事項もあるはずであろう。あとは単純に、事前にフォームで入力した家具が実際のどの物に対応しているのか説明したり、運び方についての相談や注意点を伝えるなど色々したかったわけである。

しかし、見積もり訪問がないゆえの曖昧さをカバーしようとする特別な動きはなかったように思われる。というより、当日どのように荷物を入れていくとかブリーフィングのようなものはなく、もうほぼ勝手に作業がなされていく状態であった。こちらとしては何を最初に運び出してもらったほうが都合がいいのかわからないので、とりあえず荷物をまとめた状態になっているだけなのに、何もいわずに勝手に搬出していった。なのでこちらとしてはどのように気を使って立ち振る舞えばわからず、おまかせ状態にしていたら、あとから部屋の奥にあったデスクを見て、「どうしてそれを先に出さないんですか」というような怒られば微妙に発生した。こちらとしては知らんがな、という感じでしかない。

加えて作業が雑なのがとても目についた。基本的にせかせかしているというかかなり急いでやっているので、危なっかしい。靴下で床を滑るというか若干スライディング気味はどうなの、と思った。ヒヤリハットは普通にあるし、若干壁にぶつけたりしていた。傷にはならなかったので問題なかったが、かなり不安要素であった。

次に搬入の際にもフラストレーションが貯まるような事象がさまざまあった。まず搬入の順番である。これもまた何から持ってくるみたいなブリーフィングもなくどんどん持ってくる。こちらとしても何が明確にどこかなど決まっていないので、業者の人の経験とか次に何を持ってくる予定なのかに合わせてお願いしたいのだが、勝手に持ってくる。そして何が来るのかもわからないので情報不足の中とりあえず今後の作業のしやすさより邪魔にならないことを最優先しておいてもらっていく。部屋が狭いのもあって、おいていった結果、持ってきたものが置けないという事態になった時に、それじゃあ置けませんよ、とちょっと怒られる。これもまた知らんがなという案件であった。

搬入のときも若干スライディング気味だったり、デスク等を置くときも少々雑なのである。一度普通に目の前でデスクとデスクをぶつけていた。しかし、謝罪をしろとも思わないけれども何も言及なしになかったかのように作業を進めていくので少々唖然とした。なお普通にデスクはヘコんでいた。

管理と現場の不一致

このあたりが期待はずれだったなという印象。予約システムで効率化して案件が取れるかもわからないところに見積もり訪問に人材リソースを割くコストを減らす——システム・コストと比べて削減になっているのかは知らんが——のはアナログなこの業界を考えればぜひとも進んでいただきたい道なので、とてもよいように思った。しかし、それに合わせた現場の対応は別にないように思われた。

すべてオンラインで事前に予約したという文脈が織り込まれた現場対応であったらとても体験がよかったように思われるが、必ずしもそうではなかった。当然高い金額を払ったわけではないので、厚遇を期待するほうがおこがましいのではあるが、効率化のために費用据え置きでも効率がオペレーションができているのではないかという期待は見当違いだったのかもしれない。

さいごに

結局のところ、当日の不安やフラストレーションを抱えるくらいなら、少々値段は高めかもしれないけれど。老舗的な業者に依頼したほうがよいように思った。

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たわ / tawachan

1994年生まれ(29歳)

大学院修士課程(政治学)(2021-2023)

Web開発(2017-)

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