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集権型取引所(CEX)と分散型取引所(DEX)の違いとその特徴(メリット/デメリット)

2020-02-19
# ブロックチェーン

こんにちは、たわです。今回は仮想通貨の取引所の話です。

仮想通貨の取引所には、大きく分けて、

  • 集権型取引所(CEX)
  • 分散型取引所(DEX)

の 2 種類があります。

この違いと特徴についてまとめていこうと思います。

ウォレットと秘密鍵

集権型取引所(CEX)と分散型取引所(DEX)の違いを理解するために必要な「ウォレット」と「秘密鍵」というものをまず説明します。

この 2 つの取り扱い方が、集権型と分散型で大きく異なります。

【違い】* 集権型取引所:ウォレットと秘密鍵を取引所が管理

  • 分散型取引所:ウォレットと秘密鍵をユーザー(個人)が管理

ウォレット

ウォレットというのは、銀行口座のようにお金を入れておく場所です。

ビットコインやイーサリアムといった通貨ごとに財布があるイメージです。

実際に仮想通貨を保有するためには、ウォレットを作成してそこに入れて保管していくことになります。

ウォレットにもいろんな種類がありますが、ブラウザで簡単に使うことができる METAMASK というのが一番お手軽なものだと思います。

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秘密鍵

ウォレットに紐づく秘密鍵というものも必要になってきます。

これは銀行口座でいうところの暗証番号のようなもので、この秘密鍵を持っている人のみが、ウォレット内の仮想通貨を操作することができます。

そして、この秘密鍵がないとたとえ持ち主であったとしても仮想通貨を出したり使ったりすることができなくなるので、大切に保管する必要があります。

集権型取引所(CEX)とは

集権型取引所は英語でCentralized Exchangeと表記するので、略して CEX と表記されたりします。

ウォレットと秘密鍵は取引所が管理

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一番大きな点は、先ほど説明した

  • ウォレット
  • 秘密鍵

仮想通貨取引所が管理していることです。

なので、私たちユーザーは実際にそのウォレットと秘密鍵を知りません。

実際の使い方としては、Twitter など普通の SNS のように、アドレスとパスワードといった方法で取引所のアカウントにログインして使います。

そして画面上で注文等の操作をすると、仮想通貨取引所が代わりにウォレットと秘密鍵を使って取引を行ってくれるという形になります。

このように、ユーザーの情報を管理する主体が存在しているという意味で、集権型取引所と呼ばれています。

メリット

集権型取引所のメリットを挙げていきます。

使用が簡単

本来、仮想通貨を触ろうと思ったら、ウォレットと秘密鍵という馴染みのないものを使う必要があります。

それを仮想通貨取引所が代わりに管理してくれている分、使いやすくなっていると思います。

法定通貨が使える

日本円や米ドルといった法定通貨で仮想通貨を買うには集権型取引所を使うしかありません。

法定通貨を使わずに仮想通貨を手に入れるにはマイニングやステーキングをしなければなりません。

なので多くのユーザーにとっては法定通貨で売買ができる点が大きくメリットとなると思います。

鍵を無くす心配がない

先ほど、鍵をなくすと自分でも仮想通貨を使えなくなると書きました。ですがこの心配がなくなります。

bitFlyer や coincheck といった集権型取引所にログインするパスワードであれば、忘れてもリセットして再発行するなどの手法を取ることができます。

なので、せっかく資産を持っているのに絶対に取り出せなくなる、という悲しい事態は避けられるはずです。

デメリット

デメリットです。

本人確認が必要

基本的には本人確認が必要なので少し手間がかかります。

身分証明書を送付して、本人であることを確認(KYC)してもらわないと口座を作ることができません。

ハッキングリスクがある

集権型取引所では大量のユーザーのウォレットと秘密鍵が管理されています。

なので、ハッキングされその情報が漏れた場合は、ユーザーの仮想通貨が取られてしまう可能性があります。

その場合は取引所側の過失なので、あまりに高額でなければ保証されるなど対応がさられるかもしれませんが、仕組み上リスクがあると言えます。

ですが、Amazon や Google に登録してあるクレジットカードの番号が盗まれる可能性、と同じようなものと考えてもいいのかもしれません。

既にインターネットを活用してものを売買している人にとっては既に同程度のリスクに晒されているので、金額にもよりますがそこまで特筆すべきものではないかもしれません。

倒産リスクがある

あとは取引所そのものが倒産する可能性があることです。管理主体がいるのでそれがなくなってしまうと機能しなくなります。

とはいえ、仮想通貨取引所というものが新しくまだ不安定な要素も多く心配もあるかもしれませんが、仕組みとしては銀行に預金するのとあまり変わりません。

銀行預金も銀行が倒産すれば一定の保証額以上はどうなるかわかりません。

分散型取引所(DEX)とは

一方、分散型取引所は英語でDecentralized Exchangeと表記するので、略して DEX と表記することがあります。

ウォレットと秘密鍵はユーザーが管理

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集権型取引所と異なり、分散型取引所ではユーザーが自分自身でウォレットと秘密鍵を管理します。

なので、取引所はほとんどユーザーに関する重要な情報を保持していません。

そうした管理者の存在しない取引所という意味で、分散型取引所と呼ばれているのです。

メリット

分散型取引所のデメリットを挙げていきます。

本人確認が不要

分散型取引所の場合は本人確認が不要です。種類にもよりますが、ウォレットを作ること自体はとても簡単です。

ブラウザで使える MetaMask 等を使えば、ワンクリックでウォレットを作れますし、複数持つこともできます。

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ハッキングリスクがない(低い)

他人にウォレットの秘密鍵を渡していないので、取引所から情報が漏れてしまうことはありません。

とはいえ、もちろん自分のパソコン等がハッキングされて秘密鍵が盗まれてしまうといったリスクはあります。

ですが、やはり多くの秘密鍵が集まっている場所はハッキングされる可能性が高まると考えると、個人の管理化にあったほうが安全性を高める術は多いように思います。

【追記】

とはいいましたが、自分で管理しているはずの鍵が何らかの形で漏洩すると本当に盗まれますのでご注意ください…。

倒産リスクがない

取引所にて、注文の板情報の確認等は行いますが、実際の資産(仮想通貨)を預けているわけではありません。あくまで注文のマッチングをしているに過ぎません。

使っている取引所がなくなっても自分の資産がなくなったりすることはありません。自分のウォレットを使ってまた別の取引所を使うなどして変わらず取引することができます。

なので、取引所自体がある日なくなってしまうことを心配する必要はほとんどありません。

デメリット

デメリットです。

流動性が低い

通貨の取引には流動性が不可欠です。ある通貨を買いたくてもそれを売ってくれる人がいないと取引は成立しません。

やはり、分散型取引所はハードルが高く、また知名度も低いのでどうしても取引量は多くありません。

秘密鍵を紛失したら終わり

これが一番怖いと思います。管理して貰う代わりに自分で管理することになるので、完全に自己責任となります。

秘密鍵がないと仕組上ウォレットを使うことができないので、文字通り終了します。

例えば秘密鍵の入ったパソコンを失くしてしまったら同時に使えなくなってしまいます。それを回避するためにどこかにバックアップを取るとその分流出リスクが増えます。

このように管理するために色々考えて工夫する必要があるのでなかなか大変とも言えます。

集権型取引所でパスワードを忘れたとかであれば、問い合わせればどうにかなると思いますが、このケースは本当にどうにもなりません。注意が必要です。

使い始めるハードルが高い

分散型取引所では、日本円や米ドルといった法定通貨は使えません。仮想通貨ではないので売買することができないのです。

なので、実際に使うときは、

  1. 集権型取引所で日本円で仮想通貨(ビットコインやイーサ)を購入
  2. 購入した仮想通貨を分散型取引所用に使う自分のウォレットに送金

をする必要があります。それか既に仮想通貨を持っている人にもらうなどしないといけません。

取引所の例

集権型取引所であれば、

あたりが有名かと思います。個人的には bitbank が一番好きで使っています。

分散型取引所であれば、

あたりかと思います。

まとめ

集権型取引所と分散型取引所の違う点、メリット/デメリットをまとめてみました。

最後に違いを再度まとめておきます。

【違い】* 集権型取引所:ウォレットと秘密鍵を取引所が管理

  • 分散型取引所:ウォレットと秘密鍵をユーザー(個人)が管理

仮想通貨の基盤となるブロックチェーンという技術はこれからどんどん活用されていくはずで、それにともない仮想通貨も投機的な存在から実用性のあるものになっていくと思っています。これからも少しずつ、仮想通貨・ブロックチェーン関連の記事も書いていければと思います。

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