未経験からWebエンジニアに転職してよかったことをまとめます【実体験】
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こんにちは、たわです。
僕は 2 年前にエンジニアに転職しました。エンジニアに転職したときの話は次の記事をご覧ください。
僕はエンジニアに転職して 2 年経って、実際にエンジニアになってよかったと本当に思っているので、そのポイントをまとめます。
エンジニアに転職したばかりの方や転職を検討しているという方の参考になればと思います。
たわの状況
僕は、to C のサービスを自社で開発している Web 系の会社で働いています。つまり、Web サービスを作るエンジニアをやっています。
機械学習とかを使ったデータサイエンティストよりなのとも違うし、企業サイトをマークアップするエンジニアとも違います。
最初は新規サービス開発
入社した当初はリリース間もないサービスの開発チームに入りました。
ペアプロをしながら幅広く開発
このチームではフロントエンドやバックエンド、アプリの開発を少人数でやっていました。
それぞれのメンバーがメインの担当はありつつも、ペアプロ(2 人で開発)をしながら全員がどこでも開発できるようにするスタイルでした。
特定の人しか開発できない部分があるのはリスクなので、得意な人よりが時間がかかったとしても全員が全体を把握している方が重要という考え方でした。
そのおかげで、僕が転職当時にかろうじてできた Ruby on Rails のみならず、フロントエンドやアプリも少し書いていました。
2 年目は色々挑戦した
1 年目はペアプロで広く浅く理解したので、結構色んな分野が自分で勉強しやすくなっていました。
2 年目はその甲斐もあって、プロジェクトの開発部分をメインで担当させてもらって、アーキテクチャから考えて実装しました。
最初は Ruby on Rails だけでしたが、結果として 2 年間で、
- Ruby on Rails
- Angular/Ionic
- React
- React Native
- Go
- Docker/Docker Swarm
- Swift
- Heroku
- AWS(EC2, S3 CloudFront)
などなど、本当に色んな技術を学べました。
Rails Developers Meetupというところでも登壇させていただけたりと、2 年経ってようやくエンジニアとしてのスタートラインに立てたと思っているところです。
エンジニアになってよかったポイント
こんな僕がエンジニアになってよかったと思っているポイントをまとめます。
何でも作れるからおもしろい
一番大きいのは、何でも作れるようになることです。
簡単なサイトはもちろん、SNS だって作ろうと思えば何でも作れます。
思いついたら、週末とかにさくっとプロトタイプを作れるのは、専門職で自分がスキルを持っているからこそだと思っています。
面白いことやビジネスになりそうなことを考えて実際に作るところまで、自分ひとりの手で始められるのは本当に最高です。
できることが増えてくるとさらに楽しい
転職中にプログラミングをしていたときからコードを書くのは楽しいのですが、できることが増えてくるとさらに楽しくなってきます。
全体像がわかってくる
さきほども書いたように、たまたま広く浅くやらせてもらえるチームに最初に入ったので、Web 開発の全体像は他の人より早く把握できたのかなと思っています。
フロントエンドやバックエンドだけでなく、デプロイするときのインフラについても詳しい人と一緒にやっていたので、最低限意味は分かるようになりました。
すると、自分で勉強しやすくなる
全体像がわかってくると、
- こういうことを知っているとできるようになる
- 今の自分はこれがわかってないな
ということがすぐに見えてきます。
すると、
- 勉強するべきこと
- 勉強することで何ができるようになるのか
がすごく明確になります。
この感じになってからは、新しいことを学んでできるようになることがどんどん楽しくなりました。
今のマイブームは、Kubernetes を使ってマイクロサービス的に細かくアプリケーションを分けてきれいに運用することなので、このあたりを勉強中です。
個人のスキルがわかりやすい
エンジニアという職種は、専門職なので自分のスキルがどれくらいなのかがとてもわかりやすいと思っています。
前職では評価が周り次第
前職は文系総合職だったのですが、評価は上司とか周りの人に結構依存していたと思います。
環境が変わったら自分がどう評価されるのか、成長しているのかははっきりとはわかりませんでした。
エンジニアのスキルは世界共通
ですが、エンジニアは会社を超えて国も超えて共通の部分が多いです。
エンジニアの技術やチーム開発のノウハウは基本的に共有されていますし、GitHub を使うなど開発フローは基本的には同じです。
なので、自分がエンジニアとしてできるようになったことは、そのままどこへ行っても活かせるスキルとなります。
自分の努力と結果がわかりやすい、努力が形となって見えやすい職種は僕にとってはとてもモチベーションにつながっています。
手に職がつくのは自信につながる
手に職がつくということは、
- 僕は一人でこういった価値が発揮できる
- 自分はチームにこういった貢献ができる
と明確にいうことができます。そして実際に価値が発揮できているなと実感できるととても自信に繋がりました。
大企業だと、ネームバリューや人脈といった自分以外の要素も相まって仕事ができているところがあるので、実際どの程度が自分のおかげなのかわかりませんでした。
このように自分をスキルに自信を持てるようになったのは、エンジニア転職をして大きく変わった点だと思っています。
副業が次に繋がる
エンジニアは、割と副業が普通な職種だというのがとてもよいなと思っています。
副業はありがち
エンジニアはよくあることらしいのですが、ある日突然 Twitter や Facebook で仕事の依頼が来ました。
聞いてみると、会社の技術ブログや個人のブログで発信しているのを見つけて声をかけてくれていたようでした。
採用を前提としたヘッドハンティングというよりは、まずは副業から可能な時間だけ手伝って欲しい、というものがよくあります。
実際にいくつか請けて、仕事が終わってから数時間ずつ手伝って副業をしたこともあります。
こうして同時に複数の会社と関わりながら、お金をもらえるのは普通のサラリーマン的生活しかしたことなかった僕にとってはとても新鮮でした。
客観的にスキルが分かる
あと副業ができるというのは、自分のエンジニアとしてのスキルを客観的に知る機会にもなります。
今の会社だけじゃなくて他の会社から見ても価値があるスキルだということを実感できるし、逆に足りない部分を理解することもできます。
転職や次のキャリアにつながる
今年に入ってから本当にたまにとあるスタートアップを手伝っていました。
手伝ったり話を聞いているうちに、
- そのスタートアップの面白さがわかった
- ぜひ来てほしいといわれた
ので、本格的にジョインすることにしました!
今日は自宅でスタートアップの方の開発。
出勤時間ゼロだしとても朝が気持ちよかった(眩しくて画面見えないからカーテンは閉めている)。 pic.twitter.com/8ocsYbeSE9
— たわです (@tawachandesu) October 15, 2019
副業としてでも関わったほうが会社のことがよく分かるし、少しずつメイン・サブを切り替えていけるのは本当に新鮮でした。
ただのお小遣い稼ぎとして副業ができるだけではなく、次のキャリアにつながったりする可能性もあります。
やはり、手に職をつけて自分の専門性で勝負している分こういったケースがより多いのかなと思っています。
でも大変なことも
転職してよかったなと思っていますが、大変なこともあります。
勉強はいつまでも続く
エンジニア転職をしていた時にも四六時中勉強して色々なことができるようになったと思っていました。
でも、エンジニアとして働き始めたらゴールではなく、引き続き同じようなペースで学習し続けているイメージです。
Web エンジニアが使う技術の範囲は本当に幅広いですし、技術が常に新しくなっているので深さもあります。
なので、エンジニアとして生きていくには広さか深さを常に伸ばし続けないといけないんだなと実感しています。
何かとの掛け算が必要
このご時世どこでもエンジニア不足で、エンジニアは売り手市場といわれています。
ですが、何か Web サービスを作れば儲かるような時代ではなくなっていると思います。なので、ただ作れるだけではなくどうしたらサービスが良くなるのかまで考えられると付加価値になります。
そうすると、Web 技術だけではなく、データが見れたりビジネスに詳しかったり他のスキルとの掛け算ができるとより強いエンジニアになれるだろうし、そうしないと生き残れないのかなとも思っています。
移り変わりの激しい業種だからこそ、こうした不断の努力が求められるのかなと思っています。こうした世界が好きで楽しめる人じゃないと大変だろうなと思っています。
まとめ
エンジニアになってよかった点をまとめてみました。
文系卒で総合職として就職したときは、同業か他の総合職に転職するくらいしか選択肢が見えていませんでした。
ですが、一度エンジニアになったことで、断然できることが増えて人生の選択肢にもかなり広がりが出たなと思っています。
個人的な経験談ですが、誰かの参考になれば嬉しいです。最後まで読んでくださりありがとうございました。