2022 年の第 2 回の試験で英検 1 級に合格したので、その話を書く。特に合格のための TIPS とかないので、あくまで雑な体験記としてみていただきたい。
背景
私の英語力に関するなんとなくの背景知識を書いておく。
高校からずっと英語には薄く触れていて、留学や旅行などでしばしば使う機会は継続的に存在していた。
しばらく働いて大学院に戻り1、大学院でも英語文献を読むなどして英語に結構触れる機会はあった。
特段英語に特化した学習期間を設けたりはしていないけれど、時折英語を体得するような期間は微妙に存在し、少しずつマシになっていたという感じである。
英語のスコアとしては、
- TOEIC: 945
- TOEFL iBT: 87
と地味ではあるが悪いわけでもないスコアではあり、少なくとも大学院進学には申し分なかった。
そういう長年の少しずつの積み重ねを経て、英語の力試しをしてみたく英検を選んだ。
英検の受験(1 回目)
あくまで力試しなので英検特有の対策というものはほとんどしなかった。
1 次試験
英検 1 級は英単語を問う問題が、リーディングの序盤に結構な比重で存在しており、そこが1つの鬼門であると思われる。
しかし、この単語群が結構ニッチというか、必ずしも有用ではないという評判もあり、あまりここを暗記するモチベーションが沸かず捨てた。
2016 年くらいに、試験内容が変更され、リーディングの比重が下がり(というか他の技能と同じになり)、相対的に英単語の重要性が下がったということを知ったので、他でなんとかカバーできるのではという安易な考えに基づくものであった。
1 次試験は、流石に試験形態は知る必要があるだろうと、内容や時間配分などを把握した。解く時にどういうことを意識して時間を使うといいかなど大まかな情報は前日とかに YouTube で多少みた。
その結果はこんな感じだった。
ぎりぎり合格。
リーディングは英単語の正答率は半分くらいであったが、それ以外のところは 2 ミスくらいで、英単語を捨てた際の最善の結果であった。大学院で英語を読まされているだけのことはあるのかという印象。
その割に、リスニングが全体平均より下だったのは少々想定外であった。ここは本来もう少し取りやすいところな気がする。
その代わりに、ライティングがそこそこよかった。これもまた対策等はしていないが、偶然テーマがよかったのが、自分でもどうしてこうなったのかはよくわからない。英語の授業でレポートを書かされていたのが多少いきたのだろうか。
そんなこんなで偶然が重なりギリギリ耐えたというのが 1 次試験であった。
2 次試験
結論からいうと落ちた。
スキマ時間に多少イメトレしたけれど、やはり当日の感じは全然想像と違ってかなり緊張した。当日もあまりうまく話せた感じがしなかった。
ギリギリ点数が足りないという感じであった(落ちたときはスクショを取らなかったらしい…)。
英検の受験(2 回目)
せっかく奇跡的に 1 次試験通ったので、合格もらっておかないともったいないということで再度 1 万円を 課金(高い)。
結局対策をせずに当日を迎える。2 次試験の勝手は前回で理解したので過度に緊張することはないはずだし、あまり専門的な話ではなく無難なトピックを選ぼうということだけを意識した。
その結果、当日は結構スムーズにコミュニケーションが取れた気がした。これは大丈夫だろうと思っていた。
だが、結果はこれまたギリギリだった…。
点数的には 1 回目とあまり変わらないのでおそらく誤差の範囲内だと思われる。
まとめ
力試しには英検はちょうどいい気もする。大学院で英語を日常的に読み書きさせられるくらいの人は受けてみたら案外受かるというくらいのレベル感ではあると思う。
英検 1 級を持っている事自体は何にもならないと思うけれど、1つの指標として使ってみるのは面白いかもしれない。
ただ、ちゃんと英検1級を取ろうと思うなら、私のように運ゲーを仕掛けに行くのはやめたほうがいいとも思った。無駄に試行回数 ×1 万円を溶かしていくことになりかねないので…。
- 大学院に戻ったという話は次を参照:『社会人を経てから大学院へ行くということ | 飽き性の頭の中』↩