はじめに
みんな意識高すぎやしないかい…
『みんな内向きすぎる! 留学に行こう!』
**『英語が話せないと世界で活躍できない!』**
と巷でいわれ続け、何年になるでしょう。
でも、そういうものってどうも意識が高すぎると感じるのです。英語を本当に身に付けたいという覚悟があるものだけが来い! という感じがどうもしてしまいます。
そこで、怠け者で純ジャパの僕が、怠け者だからこそできる学習法を紹介したいと思います。
怠けて今すぐ英語ができるようにはなりませんが、ちょっとずつやれば、ちょっと先の未来では英語ができるようになっているかもしれません。それなりであれば。
怠け者の僕でもそれなりに話せるように
僕は、何かに没頭し何かを習得するということができません。気が向いたときに気が向いたようにやってきました。
そんな僕が英語に興味を持ったのは8年前、高校生のときでした。いろいろ英語の学習によいとされる方法をやってみたりしますが、続かないんですよね。ですが、今僕は英語に抵抗はありません。留学にも行きました。TOEIC でいえば、400 点くらい上がったと思います。
必死に努力してネイティブ並みに英語を使いこなしている友人は実際にたくさんいます。すごいなと思いますし、憧れたりもします。
ですが、同時に僕は仕方ないかなと思います。
集中して努力できれば英語はできるようになると思いますが、**ほとんどの人にとって「ことは急を要していない」**のです!
今すぐに英語が話せなければ死んじゃう! という人はそんなにいないと思います。そんな人に意識の高い勉強方法を実施してもらおうなんていう方が無理難題です。
「怠けがちな自分の尻を叩いてガリガリ勉強していく!」ことが唯一の勉強でしょうか。
怠け気味の性格 を否定しないで、怠けがちなままちょっとずつ前進していく勉強法があってもいいでしょう、と勝手に思い、勝手に勉強法をまとめさせていただきます。
だらだらと色々やってきましたけれど、その中でも各段階で意味があったなぁと思うものを必要な順番で書いていくので、怠けていても僕よりは速く習得できると思います。
1,2 ヶ月: 英文法の基礎をまずおさえる
なぜ英文法が基礎?
英文法は英語を学ぶために必要な最初の重要な武器です。英語の文章の基本的な仕組みがわかっていないと、どれだけ英語を見聞きしても咀嚼できません。
英語を外国語として学ぶ人にとっては、英語を意味の分からぬまま聞いていてもできるようになりません。英文法を当てはめて構造的に意味を日本語に置き換えないと最初は理解できないものだと思います(専門的にどういわれているのか知りませんが)。
慣れればその変換作業がほとんど意識に上らなくなるということはありますが、最初からそうなることは無いでしょう。その変換作業を速くすることが1つ重要なポイントとなりますが、英文法があやふやだと変換作業を速くするどころか変換そのものができないということにもなりかねません。
仮定法過去とか分詞構文だとか複雑なものを完全に理解しておく必要はありませんが、忘れかけていればさらっておいていくほうがよいと思います。
英文法の勉強方法
座学で英語が得意だったという方はここを勉強する必要はそんなにないと思いますが、おさらいが必要だという方には、この本がお勧めです。
1, 2 ヶ月を目安に気長に読んでみるといいと思います。そのとき覚える必要はありません。「こんなのあったなぁ」と思い当たる程度でいいと思います。わからなくなったときにまた見れればそれでいいのです。
この本をお勧め理由は2つあります。
問題集ではなく読み物
1つ目の理由は、読み物なのであまり気張らないでよいというところです。文法の問題集を机に向かって解くとなると、一気に【勉強】という感じがしてハードルが上がります。ですが、読み物であれば「ちょっと1ページだけ読もう」というように気軽にすすめることができます。
意味だけでなく、なぜそういう意味になるのかが分かる
中学校・高校では「To 不定詞には、名詞的用法と形容詞的用法と副詞的用法があります」とだけいわれてそれを丸暗記しませんでしたか? そして、この文章の場合はどのパターンでしょうと言った感じ。
ですが、この本には、「どのような発想でそういう意味になるのか」まで分かるので、より頭に残りやすくなると思います。お勧めです。
気が向いたとき: リスニング
まずはリスニングからやってみよう
英文法という武器を手にしたら、いよいよリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングという4技能の習得に移ります。
(とはいってもリスニングとリーディングだけでとりあえずいいと思います。アウトプットは後回しで)
勉強方法として、耳で聞くのが一番ハードルが低いと思うのでリスニングから入りましょう。