慶應義塾大学SFCのOpen Research Forum(ORF) 2019に行ったらSFCに入りたくなりました
こんにちは、たわです。
今回は先日の東京滞在で訪れた慶応 SFC の Open Research Forum(以下、ORF)の話です。
SFCのOpen Research Forumのぞきにきた。SFCとてもよい…。こんなイベント東京ミッドタウンでやっちゃうところがとてもよい…。 pic.twitter.com/lqSSXYbzA5
— たわ (@tawachan39) November 23, 2019
東京滞在中に会った SFC 出身の友達に教えてもらったので来たのですが、三田で行われている文化祭の裏番組としてこの ORF をやっているようで、SFC の力強さを感じました。
社会人として、しかも慶応出身じゃない僕が言ってもとても楽しかったし有意義なものだったのでレポートします。
ORF とは
サイトによると ORF とはこういうもののようです。
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)では、その研究成果の社会への還元を自らが果たすべき重要な社会的責任の一端と考え、研究活動成果を広く社会に公開する場として、「SFC Open Research Forum (ORF)」を毎年開催しています。この研究発表イベントでは、SFC 研究所で実施している様々な研究プロジェクトの現状と将来計画を、展示やセッションなどを通して、産業界・国・地方公共団体・学会等に広く紹介しています。
会場は六本木にある東京ミッドタウンです。この会場を丸 2 日使って研究成果を公開しているのですから、恐ろしい学部です。
ORF の様子
まずは様子を簡単にお伝えします。
受付
入ると受付なのですが、学生イベントとは思えないほどにちゃんとしていました。
受付はすべて iPad で、事前申し込みとかはないのですが年齢とか属性をいくつか答えるだけで受付終わりです。
どんな人が参加したのかがリアルタイムで把握できるようになっていてさすがとしか言いようがありませんでした。
展示
各研究室がブースを出して展示をしていました。
本当にたくさんあります。しかも SFC は分野横断的な学部なので、本当にあらゆる分野の研究室があります。
各ブース学生が常駐していて、気になったものを見に行くと説明してくれる感じでした。
建築情報学
建築情報学という分野があるようです。こういった分野横断的なアプローチができるのは SFC ならなのでしょう。
建築専門の学科ではなかなか情報工学と結びつくこともないでしょうし、そもそも MR を扱う研究室が IT 関連の研究室でも多くはないでしょう。
ここでは MR を使って、複雑な構造物を作る時にどこに配置すべきものなのかをナビゲートするアプリケーションを作っていました。まだ研究段階なので、精度や建材の種類はもちろんまだまだなのですが、こうしたところにもちゃんと IT を取り入れようとしている人たちがいるというのはとても未来を感じました。
ブロックチェーン
僕もいくつか聞かせてもらいました。やはりブロックチェーン関連に携わっているのでその研究室の人と話を聞きに行きました。
ブロックチェーンがすでに研究分野として体制が整っているのがとてもすごいと思いました。情報工学科ではなく SFC の方が新しい分野や他分野とも関わりが強いものは強いのかもしれません。
W3C
他にもエンジニアなら誰もが知っている W3C のブースもありました! そういわれてみれば慶応 SFC が拠点の 1 つなので出ているのは自然。ここでお目にかかれて嬉しかったです。
SDGs の主張
SGDs がテーマということで主張を書くスペースもありました。
クマムシ
クマムシを展示しているところもありました。生物系ももちろんあるので、ここでも守備範囲の広さに感動しました…。
どんな環境でも死なない生物として有名なクマムシさんと初ご対面しました。
ピッチ・セッション
ピッチやセッションをやっている会場もありました。
まとまった時間が取れずこちらは聞けませんでしたが、こういった機会があるのはとてもうらやましいです。SFC に入ったらよかったなぁ…という気持ちにすらなりました。
まとめ
元々行く予定はなく教えてもらったので急遽行ってきましたが、とても行ってよかったです。
現役の学生や OBOG、あとは研究に興味のある企業の人が来る場所になっているようです。あとは SFC に入学したい高校生なんかもちらほらいました。
文化祭よりもこういった研究発表のほうが大学に入ってからやることがはっきりイメージできるので高校生が参加するにはこれ以上ない機会だなと思いました。順当に学問をしている学部だしそれに必要な機会がちゃんとあるというのはとても魅力的な大学だなと思いました。大学院に行くなら SFC もいいな…と図らずも思い始めている次第でもあります。
あと、SFC というと必修がなくどんな分野でも学ぶことができるというイメージで広く浅いものなのかなと思っていましたがどうやらそうではありませんでした。
分野を跨いでいて通常の学部ではなかなか扱えていないトピックも扱えているし、むしろ有名であったり各界で強い教授が在籍しているのでむしろ専門に特化した学部より秀でている分野も多くあるのではと思いました。広く深く自分の興味の赴くままに学べてしまう学部は他にないはずです。僕の好きな哲学・思想もできるし見てきたブロックチェーンもできるし、守備範囲広すぎ問題を本当に感じました。
こうした機会が一般に開放されているので、ぜひ興味のある人はふらっとのぞいてみると面白い発見があるかもしれません。慶応関連の人や大学生でなくてもぜひ参加してほしいなと思いました。